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数だけの問題ではない

少子化の波が押し寄せています。

小中学校の統廃合が進んでいることを身近に感じている方も多いのではないでしょうか。

大学受験の状況にも変化が見られるようです。

少子化により入学しやすくなっているかと言えば、必ずしもそうではなく、かつては有名大学でなければ、それ程の学力は要求されていないかのように学力格差が大きかったように思います。

現在は、有名大学でなくてもそれなりの学力が要求され、必ずしも合格水準は低くないようです。

受験界にも変化があり浪人生の数が極端に減少しているようです。

予備校の校舎が減っているのです。

かつては校舎があるのは当たり前で、私が住んでいるところの近くには予備校の寮というものがありました。

地方から受験のために勉強に出てきた人のためのものです。

それが寮どころか、勉強のための校舎自体もなくなって行ってしまっているのです。

確かに、サテライト授業やオンライン授業が可能になり、サブスクで比較的安い料金で勉強できる環境が整いつつある現在、新型コロナウィルスの影響もあるのに大勢集まって授業をする意味は薄れているのかもしれません。

しかし、これには向く人と向かない人がいるように思います。

1人で勉強すると集中できるし、自分のペースで勉強しやすいと感じるタイプと周りに人がいないとサボってしまうタイプに分かれるようです。

周りに人がいないとサボってしまうタイプの人は、単なる怠け者というより、周りに人がいないと作業興奮を得にくいタイプなのだと思います。

人と競争することで、作業に没頭していくタイプです。

この場合、勉強が作業にあたるということになります。

決して知的活動としての性質が低いから作業と表現しているわけではありません。

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