ロシアによるウクライナ侵攻の影響もあり物価が高くなっています。
ニュースで教えてもらわなくても、スーパーに行けば一目瞭然です。
加えて天気や自然災害の影響より、品物もお得が感じられないものも並ぶようになっています。
給料がそのままなのに、物の値段が上がれば生活が苦しくなるのは目に見えています。
新型コロナウィルスによる景気の低迷の影響もあり、賃金の引き上げが政府から企業に要請されていましたが、まずは最低賃金の引き上げが行われます。
961円になります。
今回の物価高が賃金の値上げ分だけであるなら景気回復に役立っていく期待感もあるのですが、ウクライナ問題や新型コロナウィルスの影響による、材料費や仕入れ値の高騰ということになると、その分に吸収されてしまい、実質マイナスなのではないかと感じてしまいます。
アメリカ(U.S.A)のようにハンバーガーが何千円もする状態が良いかと言われれば、そうではないのですが、程々であれば、自分の労働価値を認めるということでもあります。
本来人の労働の対価が低ければ、自分の収入も低めになるのだろうと考えるのが普通です。
実際収入が低くなれば買えるものも減ります。
結局景気は悪循環になりますが、更に困るのは景気にとってマイナスになる材料が他にもあるのです。
日本では、これまでに大量のお札を刷ってしまっています。
まずいことかどうかは経済学者でも意見の分かれるところです。
財政破綻などしないのだという立場の人もいます。
日銀も同様の考えです。
一方で単にお札を刷ることは財政破綻につながるのだという立場の人もいます。
海外の中央銀行は、日本の様子を見ているようです。
理論的にはよくわからないが、日本人が大丈夫だと言ってたくさんお札を刷っている。
様子を見て真似をするかしないかは後で判断すればよいという状態です。
そのため外国の場合、自国の経済のために、簡単に利上げを実施します。
日本はお札をたくさん刷ってしまったことや、これまでの財政状態から、日銀は利上げしないという方針を打ち出しています。
利上げしてしまっては、指し値オペなどを行うこともしにくくなります。
打つ手を残すために、打つ手が無くなるという状態です。
しかし、経済には1回パスはありません。