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水着じゃない

新聞記事を始め、ブログの記事もタイトルを付けるのは難しいと感じています。

内容とかけ離れていても駄目だし、要約そのままでは面白くないからです。

このブログの記事のタイトルも、自分でつけておきながら、後から読むと本人でもなんでそういうタイトルにしたのか疑問に思うこともあります。

タイトルを付けるのが難しいだけでなく、タイトルに誤解が生じることもあります。

終戦記念日が近づく毎年今頃になると、戦争に関する記事が増えます。

最近読んだ記事で、誤解が生じると感じたのは「ビキニで被爆」という表現を含んだタイトルです。

おそらく今の若い人だと、このタイトルを見ると、長崎か広島で、海水浴中に被爆したのではないかと思うのではないでしょうか。

しかし原爆の威力は着ている服装ではあまり左右されません。

洋服を着ていたから被害がましになるようなレベルではないのです。

では、このタイトル何なのかというと、日本は世界で唯一原子力爆弾の被害国ですが、それ以外にも核の被害にあった国民がいるのです。

1954年、ミクロネシアのマーシャル諸島沖で、アメリカ(U.S.A)が行った水爆実験で、付近にいた第五福竜丸という日本の漁船の乗組員が被爆したのです。

この場所がビキニ環礁と呼ばれる場所だったため、ビキニで被爆という表現が出てくるのです。

記事の内容としては広島や長崎で被害にあっているだけでなく、日本人はビキニ環礁でも水爆実験により被爆者が出ているのだから核兵器など持つことには反対して行くべきというタイトルから想像がつく内容なのですが、世代が変わると誤解が生じる表現になってきてしまっています。

平和な時代が続いているということでもありますが、核の驚異は増しています。

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