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天災の後の人災

原発情報を伝えるブログではないのですが、原発に関する記事が多くなっています。

裁判に関するものもありますが、今回は事故に関するものです。

事故と言っても機械的なトラブルではなく、漏水です。

ただし、原発の場合、漏水も重大事故に繋がります。

実際今回の事故でも放射性物質を含む水が漏れていました。

事故があったのは、福井県の美浜原発3号機です。

老朽化した原発で有名ですが、東日本大震災後、昨年はじめて再稼働していました。

テロ対策施設の建設のために運転を停止していました。

定期点検が行われていましたが、その際放射性物質を含んだ水が漏れていることがわかりました。

原子炉建屋内から外部には漏れなかったそうです。

原因は原子炉容器内の部品を交換した際、容器の蓋をボルトで締めますが、手順書に書いてあった数値が本来よりも低かったために、作業員が小さな力で締めてしまい、隙間を塞ぐゴムに圧力がかかり、破損してしまったことが原因のようです。

ミスなく作業をするための手順書の数値が誤っているというのは理解に苦しみます。

人間間違いはあるものですが、誰もが間違ってはまずいと考え、慎重に作業が進められなければならないものについてチェックが効いていないというのは、不信感が募るばかりです。

事故が起きるたびに「問題ないと判断している」というコメントが出されますが、「問題ないと判断して」稼働させた原発で事故が起きて、起きた事故について「問題ないと判断している」と言われても、その判断は信用することができません。

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