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円安でも金利が上がらないわけ

円安が止まりません。

一時、1ドル150円を突破してしまいました。

それでも日銀は、為替介入することはあっても、金利を上げることはないのだと思います。

表向きは、労働者の賃金を上げるためのようです。

低金利→企業がお金を借りやすくなる→積極的に設備投資→業績上昇→賃金上昇を期待しているようです。

更に、個人がお金を借りやすくなり消費が増える、特にローンが組みやすくなると住宅などを購入する人も増えるなどの効果も期待しているようです。

これ以外にも理由はあるのではないかと思います。

バブル崩壊以降、日本はGDPが低いまま、経済成長しているとは言いにくい状態が続いています。

金融緩和、つまり低い金利を維持することで、低いGDPを維持しているということも言えるのです。

言い方を換えると、金利を上げると、この低いGDPですら維持できなくなる可能性があるのです。

日銀の黒田総裁は、井戸の水というお金を汲み上げるために、金利が低い方である下に、つるべを引いてきました。

しかし、日本の経済に井戸水のような力はありません。

ある時、井戸の水を汲むどころか、手を放したら、井戸の中に桶が落っこっちてしまうということに気づいたのではないかと思います。

それ以降は、一生懸命つるべを引いていることは気づかれないようにしていますが、決して手は放せなくなってしまったのだと思います。

金利が上昇すると、円高になるというよりも経済がしぼんでしまう可能性が高いのだと思います。

そのため、黒田総裁は任期満了まで金利を引き上げることはないのではないかと思います。

ただ、ここまで円安が進むと、井戸端会議でも、判断がおかしいのではないかという意見が出始めています

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