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後手、マスク外す

プロの将棋の対局で、マスクを着用していなかったため、ルール違反で反則負けという事態になり揉めています。

この騒動が起きたのは10月28日の名人戦です。

永瀬拓矢王座と佐藤天彦九段の対局です。

佐藤九段は当初マスクをしていましたが、途中からマスクを外しました。

これに対局相手の永瀬王座がルール違反を指摘し、反則負けが決まったのです。

新型コロナウィルスの流行下ということもあり、マスクをしなければ負けというルールが設定されていました。

ルールはルールなので仕方ないという感じがしますが、プロの将棋の対局で、将棋の強さと関係ないことで勝負を決めてよいのかという気もします。

つまりルールとしてどうなのかという問題です。

更にこの問題を法律の問題に置き換えると、実体法の定めがあっても、それを審査する手続きがないのと同じ状態ということになります。

将棋は審判がいませんので、ジャッジする人がいません。

更にルール違反があったとして、負けと判定するまでの手続きが定められていません。

法的に言うと適正手続(デュープロセス)が定められているとはいえない状態なのです。

仮に、即反則負けなら、その辺も明記すべきだったのではないかと思います。

この辺が揉めてしまう原因なのだと思います。

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