今年はどんぐりの出来が良くないそうです。
そのため、熊などが人里に出没する機会が増えそうです。
イノシシなどの被害の報告も増えています。
名古屋市でイノシシ2頭が目撃されました。
そのため警察官が出動し、河川敷にいるところを発見しましたが、見物に集まった人に突進する恐れがあったため、警察官が銃を構えて「撃つぞ」と警告しました。
これについて、イノシシに「撃つぞ」と言って通じるのかという意見も出ています。
銃を使用する場合の警察官の職務規定どおりの対応のようです。
この警察官の対応には疑問も呈されていますが、この対応で良かったのではないかと思っています。
理由の1つは、イノシシだけでなく、人間も周りにいる可能性があるからです。
特に日本の場合、警察官が発砲するというのは、よくあることではないため、流れ弾などに人があたっては大変です。
人がいないと思っても、茂みなどに実は人がいたなどということはありうることだと思います。
そのため警告する意味はあると思います。
理由の2つ目として、動物の専門家によれば、イノシシは危険を察知する能力が高く、人間が武器で狙いを定めているということを敏感に感じ取るのだそうです。
威嚇の効果はあるということになりそうです。
場合によっては、興奮させてしまうことになるかもしれませんが、その場合は人間の安全を守るために銃器の使用もやむを得ないと思います。
今回の出来事は、警察官が撃つぞと言っていれば、発砲するかもしれないので、そのような現場にはあまり近づかない方が良いということを周知する、よい機会になったのではないでしょうか。