窃盗の容疑で逮捕された少女が、20代の別人女性として起訴されていたことがわかりました。
なぜこのようなことが起こったかというと、大阪市の飲み屋で財布を盗んだとして少女が逮捕された際、マイナンバーカードを所持していたため、生年月日を確認したところ、正確な年月日を答えたため、本人として起訴されていました。
顔写真も付いていましたが少女とマイナンバーカードの女性の顔がにていため、なりすましだとわからなかったようです。
少女の弁護人が、起訴後に紹介された少女の知人とのやり取りから、少女の身元について疑問を抱き、本人に確認したところ、タイ国籍であることや本当の名前や年齢が明らかになったのです。
国籍については日本語が流暢だったため弁護人も日本人だと思ったようです。
起訴された人間とは別人であることがわかったため、初公判の日に公訴棄却になりました。
もちろん少女に犯罪の容疑がかかっていることには変わりがないため、大阪家庭裁判所に送致されました。
それにしても顔写真付きのマイナンバーカードがあり、偽造でもないのに別人だとわからないことがあることに驚きました。
確かに一卵性の双子で区別がつくかといわれれば難しいだろうということは想像できます。
しかし、別人で見比べてもわからない程似ていたということでしょうか。
似ているから入手したのか、たまたま入手したマイナンバーカードの持ち主に似ていたのかは今のところ不明です。
今後明らかになるのか興味があるところです。