アニメ映画「スラムダンク」が中国や韓国でも人気です。
公開早々、好調な興行成績を上げています。
私も観ましたが、作品はアニメーションのクオリティが高いため、スラムダンクの続編としても楽しめますが、スラムダンクを知らない人も普通にバスケットボールの試合を1試合観る感じで観られます。
中国ではTVシリーズのアニメや漫画の時点ですでに人気がありました。
訪日した中国人が、舞台となった湘南の江ノ電の踏切付近で写真撮影するため、交通の邪魔になると問題になったこともあるぐらいです。
日本人からすれば、日本は漫画やアニメで世界の人にも人気のある作品を生み出す国であるという自負があると思います。
日本が作品を生み出し、世界がその作品に熱狂するという構図です。
しかし、少しずつその構図にも変化が現れています。
アニメを制作するのにも、中国や韓国の人たちの手を借りないと成り立たなくなってきているのです。
アニメ業界は長時間低賃金労働で有名でした。
そのため、日本国内で制作すると費用もかかり、毎週放送されるアニメなどは制作が間に合わなくなる可能性もあるのです。
そこで、白羽の矢が立ったのが、お隣の韓国や中国です。
現に、現在放送されているアニメや、今回記事にした映画スラムダンクのクレジットを見ても、韓国人や中国人のスタッフの名前が多く出てきます。
政治的な対立があろうとも、日本で生まれた原作が韓国や中国の人たちの手も借りて、世界中で楽しまれているのです。
アニメで日本、中国、韓国がつながる(コネクトする)時代なのです。