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バリアーは使えなかった

ちょっと変わった問題が持ち上がっています。

トレーディングカードの窃盗事件に関する問題です。

ポケモンカードや遊戯王などのトレーディングカードの中には高額で取引されるものがあります。

レアカードは高額で取引されるため、窃盗犯のターゲットにもなります。

通常のカードでもそれなりの値段は付きます。

今回、問題になっているのは押収されたトレカ(トレーディングカード)の取り扱いについてです。

山梨県の富士吉田署管内の専門店から約1万点のトレカが盗み出されましたが、犯人は無事逮捕されました。

問題はここからで、押収したトレカを報道陣に公開したのですが、公開されたトレカは輪ゴムで束ねられていました。

これにSNSが反応し、輪ゴムで束ねるとカードに傷がつき、傷がついたカードの価値はダダ下がりなどの指摘が相次ぎました。

マニアからすれば「その扱いはちょっと」という気持ちもわかります。

警察にしても個別の被害品の取り扱いがよく分からず、元々の持ち主に無地返ればよいだろうと考えるのも無理がない気もします。

被害者側からせすれば、多少コストがかかっても丁寧に保管してほしいと考えるのではないでしょうか。

証拠物でもあるので、第三者に保管させることは難しいかも知れませんが、被害者側の希望(コスト負担)により保管のサポートをする制度などはあって良いのかも知れません。

犯人は価値を知って盗んだ疑いが強いので、取り扱いを誤れば価値が下がることも知っているはずです。

となると、押収された時点では、綺麗だった可能性大です。

傷が付いているとなると警察での押収、保管の段階で付いた可能性が高いということになってしまいます。

昨今の警察官は、お宝鑑定や、その取り扱いに熟知していた方が良いということなのかも知れません。

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