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却下されるべき苦情

東京音楽大学や他の学校にも爆破予告や加害予告を行っていたとして無職の男と大学院生が逮捕されました。

ネット上からFAXを送信できるサービスを利用して、匿名サイト経由で脅迫文を送信していました。

匿名サイトを経由すると誰が送ったかわからなくなるため、逮捕されないと考えていたようです。

脅迫文を送る際、第一東京弁護士会に所属する、実在する弁護士の名前が使われていました。

脅迫文には加害行為を止めてほしかったら現金を振り込めなどとして、この弁護士の銀行口座なども記載されていたため、実際にお金を振り込んでしまった人もいたようです。

第一東京弁護士会やこの弁護士の先生の事務所にも苦情の電話がかかってきたりして、業務に支障が出ていました。

弁護士という職業は、この事件に限らず、人から恨まれることもあるため、嫌がらせが行われることがあります。

直接FAXが送られたり電話がかけられることもありますが、今回のように名前を使われ、事件に巻き込まれることもあります。

自分が直接依頼していて士業とトラブルになることもありえないわけではありませんが、直接取引関係がない士業には、安易に苦情の電話などはしないようにしましょう。

まったく無関係ということもあるのです。

容疑者である大学院生の方は、サイバーセキュリティを勉強していて、FAXサービスのアカウントを他人名義で作成し、料金の支払いも他人名義のクレジットカード情報が使っていたようです。

送信されたFAXに弁護士名の手書きの署名らしきものもあったため、被害者には区別がつきにくかったようですが、このような犯罪があることを知り、まずは事実確認をするようにしましょう。

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