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受け入れとセットの問題

新型コロナウィルスの分類が2類になり、国内の活動も、以前の活動に近い基準で動くようになってきています。

海外でも規制は緩和される傾向にあり、海外からの観光客も増えています。

一時的な流れだけではなく、将来的にも労働人口が減ることがわかっているので、外国人は増える流れにあります。

外国人労働者にも日本で働いてもらわなければならない状況なのです。

外国人が日本にやってきた場合、文化が違っても、食習慣やライフスタルの中には、個人でなんとかしやすい問題もあります。

しかし、宗教的な問題の中には、個人だけでは解決しにくい問題もあります。

その1つがイスラム教徒のお墓の問題です。

イスラム教では、火葬を禁じています。

そのため、ムスリムは、日本の埋葬施設を利用しにくい状況にあるのです。

以前から困っている人が多いため、ムスリムが協力して資金を準備し、墓地用の土地を購入できたとしても、土葬の墓地に、日本人の周辺住民が反対するという事態になってしまうのです。

日本もかつては土葬が多かったのですが、火葬がメインになった現在、土葬には抵抗がある人も多いのだと思います。

それに加え、周辺に外国人が集まってくることを懸念する人もいると思います。

2020年の時点で、日本にイスラム教徒は約23万人いて、日本でイスラム式の埋葬ができる墓地は、全国に7箇所しか無いそうです。

歴史的にも他宗教に寛容だったイスラム教ですから、日本の宗教関係者にも、イスラム教徒のために協力してあげてほしいと思います。

単に、受け入れるだけでなく、こうした問題も、考えていかなければなりません。

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