イギリス(U.K)の解散したバンド、ビートルズの未発表曲が公開されました。
亡くなったジョン・レノン氏が、生前に残したデモ音源を元に加工したボーカルと、亡くなったジョージ・ハリソンの生前の演奏、更に現在のポール・マッカトニーとリンゴ・スターの演奏を編集して、新曲として発表したものです。
「NOW AND THEN」というタイトルです。
過去を振り返えるような歌詞の内容なので、少し寂しげな曲です。
昔の恋人のことを振り返るような曲ですが、今発売されるのは、亡くなったメンバーのことを振り返るという心境なのかもしれません。
メーキング映像として、カセットテープが出てきます。
音源はカセット音源でピアノの音に隠れてしまっていたジョン・レノンのボーカルをAI技術で抽出したのです。
カセットは、若い人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、我々世代は普通に使っていたものです。
新曲はデジタル配信なのですが、デビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」と両A面で発売されています。
デジタル世代にはA面というのはピンとこないかもしれません。
両A面は、レコードの時代の言葉です。
カセットテープにも、A面、B面がありました。
レコードの表がA面、裏がB面です。
レコードは、A面、B面を変えたい場合は、人間がひっくり返します。
カセットテープの場合も、人間がひっくり返しますが、人間がひっくり返さないで再生方向が逆になり、反対面が再生できるのが、オートリバース機能の付いたカセットテープレコーダーです。
レコードを発売する際、通常、推し曲がA面、オマケがB面として発売されていましたが、B面が決してオマケではないという時は、両A面として発売されます。
デジタル配信なのに、両A面というのは、今回の配信への残ったメンバーのこだわりでしょうか。