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二酸化炭素の平均濃度が過去最高

2022年の世界平均のCO₂の平均濃度が過去最高を更新し、産業革命前に比べ約1.5倍になっていることがわかりました。

二酸化炭素は、温室効果ガスの一種ですので、温暖化の原因にもなっています。

特に極地の氷が溶け出し、海面が上昇する傾向にあります。

現に、ツバルやキリバス(キリバス共和国)だけでなく、モルディブも海に沈む可能性があると言われています。

単純に海の水が増えれば、雨の量も増えるはずです。

最近のゲリラ豪雨などとも関連があるのかもしれません。

極地の氷が溶けるぐらい温暖化が進むと、それまで氷に閉じ込められていた細菌が復活する可能性があります。

現に、凍土に閉じ込められていた炭疽菌に感染したトナカイの死骸を、別のトナカイが食べて感染し、それが人間にまで広がったという事例が報告されています。

ただし、復活するのは人間にとって悪い細菌ばかりとは限らないため、デメリットだけとは言い切れません。

ペニシリンや2015年にノーベル医学・生理学賞を受賞した北里大学の大村智教授が発見したイベルメクチンのように、新たな薬の発見に繋がっていく可能性もあります。

ただ簡単には目に見えないため、どちらに触れることになるのかわからない怖さはあります。

古来より、環境の変化に適応しながら生きてきたということは言えそうですが、過去にない速さで、環境変化が起こっていることもまた事実です。

環境をコントロールすると言うより、翻弄されながら生きていかざるを得ないのかもしれません。

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