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いったいいくらかかるのか

せっかく日本で開催するなら、成功させてほしいと応援態勢で書いてきた関西・大阪万博ですが、費用の見積もり額が当初と大きく異なってきています。

こうなってくると、無条件に応援とは言っていられません。

これまでも、ちょこちょこ費用負担の増加ということが伝えられてきました。

細かな見積もりが狂うことはあるだろうというぐらいに捉えていましたが、次から次へと負担増が明らかになってきています。

会場整備費は、国が3分の1を負担します。

今のところ783億円を国が負担することになっています。

参議院の予算委員会で、これとは別に日本のパビリオンや発展途上国のパビリオンの出展支援などで837億円が必要になることが明らかになりました。

当初の予定の倍額になってきています。

木造リング建設に350億円と聞いた時点で「おやっ」とは思っていたのですが、後から後から、別の費用がかかることが明らかになってきます。

元々予算を組んで、開催にあたるはずのもので、後からさらに費用がかかるというのがこれだけ大きな額になると、元々の予算の意味がありません。

今の時点で、万博費用は総額3187億円かかることになります。

おそらく、これからもっと掛かることがわかってくるのではないでしょうか。

経済効果は万博の主目的ではないという専門家の見解を以前紹介しましたが、こうなってくると、利益を上げるぐらいのつもりでやらないと、このような、ずさんな見積もりになってくると言わざるを得ません。

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