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人の行く裏に金あり票の山

自由民主党の安倍派の一部で、パーティ券の売り上げの一部を政治資金収支報告書に記載せず、裏金にしていた可能性が高まっています。

この影響もあり、防衛費増額のための増税に関連する法案の提出が、来年の通常国会で先送りされる見込みです。

ウクライナ問題を目の当たりにし、中国との緊張状態や北朝鮮にによる威嚇が続く中、防衛費の増額の必要性は高まっています。

様々な支出が必要なため、増税の必要も出てきています。

財源として増税に賛成というわけではありません。

ただ、他の方法での財源確保は難しい状況です。

裏金づくりがどうでも良いというわけではないのですが、政党の一部の派閥のために、国の重要な法案の審議が遅れるというのは本末転倒な気がします。

財政は黒字ではありません。

増税という財源確保が遅れるということは、現状では、借金返済の目処をつけることが遅れるというのと変わりません。

借金返済の目処をつけることが遅れて、経済的に有利になることはありません。

おそらく今回の決断が遅れることで、増える国の実質的な借金は、裏金にできたお金の額の比ではないでしょう。

このような事態を引き起こしてしまった裏金づくりを禁止することは必要ですが、完全に防ぐことは難しいと思います。

厳しくなればなる程、裏金を確保できることが、権力に繋がってしまうからです。

ルールを守る人間が増えるほど、ルールを守らずに裏金を確保できた人間が、権力闘争で有利に闘えてしまうのです。

裏金をつくれる方法を残そうとするでしょうし、仮にある方法を防いだとしても、また別の方法が探し出されるだけになるでしょう。

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