内閣府は、再生可能エネルギーに関するタスクフォースの資料に中国企業の透かしが入っていたと発表しました。
資料の一部に中国企業の透かしが入っているとSNS上で指摘があり、確認が進められていました。
不正アクセス等による資料改ざんの可能性も疑われましたが、今回は違ったようです。
タスクフォースの民間構成員が、数年前に自然エネルギー財団のシンポジウムに出席した際、中国企業の関係者が登壇した時に使用した資料の一部を、今回の資料の作成の際に使用したため、テンプレートの透かしのロゴが残ってしまったのです。
透かしであったため、見えにくく資料に使用されていることに気がつかなかったのです。
今回使用されていた透かしは、単なるデザインかもしれませんが、資料などにオリジナルデータを使用する場合は、流用されないようにする工夫としても使われることがあります。
一方、資料などを作成する際、引用しようとしている資料がロゴ入りではないか注意しないと、今回のようなことが起きる可能性があります。
もちろん、勝手に使わない方が良いのはテンプレートだけではなく、著作物については引用するなら、きちんと出典を明らかにしなければなりません。
忙しい中資料を作成していると、起こりがちなことではあるため、注意しなければなりません。
河野大臣は、デジタル庁ではマイナンバーカードによる住民票の交付の件で謝罪し、今回の件では、内閣府の特命担当大臣として謝罪することになってしまいました。
仕事の負担は大きいのに、損な役回りとなってしまっています。