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基地局もモバイル

NTTドコモが、再来年、2026年に「空飛ぶ基地局」による通信サービスを開始すると発表しました。

ソーラー発電で動く、通信機器を搭載した無人機を空に飛ばし、それを携帯電話の基地局として利用することで通信をするものです。

商用化は世界初となります。

NTTドコモは携帯キャリアとしては、先発企業に属しますので、基地局はかなり確保できている方です。

そのため、まずは被災地などでの利用が中心となりそうです。

HAPSと呼ばれる無人機を高度およそ2万メートルの成層圏に飛ばします。

直径100キロメートルの範囲をカバーできるので通常通信の基地局としても利用は可能です。

衛星に比べれば、カバー範囲は狭くなりますが、局所的に電波障害などが激しい地域に展開することも可能です。

携帯電話の基地局は、ビルの屋上などに設置しなければならないため、携帯電話各社、場所の確保に苦労します。

NTTドコモなど先発企業は、地上の基地局をすでに多数確保できているのでまだ良いですが、後発企業がさらに基地局を設置しようとすると、先発企業以上の困難に直面します。

顧客の獲得競争だけでなく、基地局の確保が難しいことも原因で経営難に陥っているのが、後発の楽天モバイルです。

楽天もHAPSによる基地局の増設を目指しています。

上手く行けばシェア獲得に向けて起死回生となるはずですが、携帯各社、HAPSの利用は検討しています。

ただ、地上基地局を多数抱えていない分、身軽さがメリットになる可能性はあります。

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