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犯罪は犯しても不正はしにくい環境

戦後、住宅や生活必需品に確保に困った時代から、いかに便利なものにリニューアルするかという時代になっています。

そのせいもあってか、少し前までは、特にこれまであったものについては、いかに価格が安いかという点に消費者の意識が集まり、デフレ(デフレーション)の原因にもなっていました。

現在注目されている賃上げとは逆に、給料が低くとどまる原因にもなってしまっていました。

こうなってくると企業は、本来の工程通りに商品を製造したり、サービスを提供することが難しくなってきます。

苦し紛れに行っていた不正が次々と明らかになっていて、このような構造が露呈してきています。

こうなってくると、市場経済の影響を受けにくい所でないと、製品の質が確保されにくくなってきます。

そんな所があるのかと思いますが、賃金などを度外視して物が作られている場所があります。

刑務所です。

製造される製品は限られますが、真面目に刑務作業に取り組むことが生活の中心になることや、看守の目もあるため、製品の質には定評があります。

懲役刑の受刑者や希望して労務に携わる受刑者などによって、様々な製品が製造されています。

全国各地で開催される矯正展などで販売されています。

皮肉なことに、犯罪を犯した受刑者であるにもかかわらず、刑務所ならおかしな製品は製造しないのではないかと考えられるのです。

近頃、大谷選手の元通訳、水原一平氏の違法な行為により、日米の刑務所の違いなども注目されています。

日本の刑務所は、制約が多く規則が厳しいので有名ですが、徐々に教育刑としての要素が大きくなってきているように思います。

最近では、再犯防止のプロジェクトとして高松刑務所と香川大学のコラボ商品としてエコバッグの製造が始まったことも伝えられています。

人手不足や、不正が許されない製品について受刑者を活用すること、また労働者としての受刑者の社会参加を本気で考えた方が良いかもしれません。

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