環境への配慮からプラスチックの利用が見直されてきています。
飲食店などでも、プラスチックのストローからプラスチック以外の素材でできたストローへ切り替えたりする動きが出てきます。
それどでプラスチックが便利なことは、代替品を使っても実感できることなので、新たなプラスチック素材の開発も進んでいます。
生分解されるプラスチックです。
最終的に土に帰るので、環境にも優しい素材といえます。
普通のプラスチックは、ゴミとして自然環境の中に残ってしまうだけでなく、小さな破片がマイクロプラスチックとして動物にも蓄積されていることがわかっています。
最近では、人間の体内にもある程度蓄積されているという報告もあります。
非常に小さいため、人体にどのような影響があるかはよくわかっていない部分もあります。
異物ではあるため、アレルギー反応や炎症反応を起こす原因になっているのではないかという疑いも出てきています。
生分解プラスチックであれば、誤って体内に取り込まれたとしても分解されるはずです。
今のところ熱に弱いことや燃やしてしまうと生分解されるメリットが活かせないなどの問題もありますが、今後の研究に期待したいと思います。
より整形しやすく、より安く、不要になったら分解されやすいものが開発できれば導入も進むと思います。
コストダウンが進めば、どんどん開発競争も激しくなると思います。
石油資源の消費を抑えることにもつながるので、より良い素材が開発されることに期待したいと思います。