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宇宙への大航海時代

H3ロケットの打ち上げが成功しました。

ロケットの打ち上げとしても失敗は許されませんし、ロケットだけでなく「だいち4号」(開発費約320億円)の打ち上げであるため尚更失敗できない状況でした。

現在使われている「だいち2号」は2014年に打ち上げられたものです。

設計寿命は5年から7年です。

タイムリミットはもう過ぎているような状態です。

そのため次の「だいち」を打ち上げなければならなかったのです。

だいち3号(開発費約282億円)はどうしたと思うかもしれませんが、昨年のH3初号機の打ち上げ失敗で消失しています。

今回の打ち上げ成功で、無事だいち2号からバトンタッチできそうです。

「だいち4号」は日本全土を観測する回数が、だいち2号に比べ5倍の年20回になります。

観測できる範囲は4倍です。

ロケット自体を安定して打ち上げることができれば、外国の人工衛星などを代わりに打ち上げることで収益を上げることもできます。

ただ、技術的なハードルが上がってくると安定して打ち上げることも難しくなってきます。

今回も、失敗すれば、だいち4号だけで320億円が一瞬で消えていたわけです。

ロケットは打ち上げが成功しても失敗しても戻ってこないわけですが、失敗すればもう一度打ち上げなければならないので更にロケット1基分コストがかかることになります。

もちろん、人工衛星などを打ち上げようとしていた場合、その分のコストもかかります。

ロケットの打ち上げでは、どうしても打ち上げ延期や失敗のリスクが伴います。

これだけリスクが有ると保険の引き受け手がいないかと思いましたが、保険料は高いですが、一応保険はあるようです。

宇宙開発に需要があることは間違いありません。

大航海時代に、1回の航海を1つの事業として出資を募っていたように、ロケット1基の打ち上げを1つの事業として出資を募るのも良いかもしれません。

あるいは、日本にカジノなど不要だと思うので、いっそのことロケットの打ち上げを公営ギャンブルにしてしまってはどうかと思います。

打ち上げる側は資金が少なくて済みますし、賭ける方はギャンブルを楽しめます。

ただ、ギャンブルが成立しないぐらいの成功率になってほしいものです。

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