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甘くない甘さの現実

国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の研究グループによる研究で、野菜ジュースや果物ジュースはうつ病のリスクになるということがわかりました。

もともと野菜や果物はうつ病の予防効果があるといわれてきました。

そのまま食べるのではなく、これらをジュースとして摂ると糖分によってタンパク質が減少したり、炎症作用によってうつ病の症状が出るリスクが高まるということです。

調査は9万5千人を対象に5年にわたってアンケートが実施されました。

コーヒーについての調査も行われ、ブラックコーヒーだとうつ病のリスクが低くなり、砂糖入りコーヒーだとうつ病のリスクが高くなるという結果が出ています。

結局うつ病のリスクに糖分や糖質がかかわっているのだと思います。

まず、果物や野菜は、そのまま食べれば食物繊維も取れますし、同じ糖分が含まれていても1個当たりから摂取できる量は限られてきます。

しかし、ジュースになると多くの野菜や果物からの糖質を効率よく摂取してしまうため糖質を摂取し過ぎることにつながります。

砂糖はその最たるもので、原料から糖質だけを精製したものなので、不自然なぐらい糖質を摂ってしまうことにつながります。

人間が摂取すべき糖分の適量にとって精製された糖質は過度の摂取にになりやすいのだと思います。

うつ病に限らず、インシュリンの分泌にも影響を与え、他の病気を引き起こすリスクもあります。

「甘い」はおいしさにつながりますが、精製されたものは効率よく吸収し過ぎてしまうため注意した方がよさそうです。

反対に抗酸化作用や抗炎症作用のある物質が含まれる食材は積極的に摂取した方がよさそうです。

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