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セーフではないセーヌ

パリオリンピックのトライアスロンの競技会場にもなっているのがセーヌ川です。

日本人にとってはあまり馴染みがないため、きれいなのか汚いのか、フランスに行ったことがある人でないと、あまりピンときません。

結論から言うと汚いのです。

過去101年間、水質汚染を理由に遊泳が禁止されてきた川です。

今回、2400億円をかけ水質改善に取り組んできました。

しかし、それでも汚いのです。

日本の大阪にあるのが道頓堀川です。

あまりきれいなイメージはありません。

セーヌ川は、単純に大阪の道頓堀川の大腸菌濃度の4倍だそうです。

選手が可哀相です。

健康被害が出かねません。

汚い水を気にしながら泳いで好記録が出せるのでしょうか。

国際トライアスロン連合が大会の開催基準にしている水質の指標では水100ミリリットルあたりの大腸菌の数は1000です。

セーヌ川は7月に入っても、大腸菌の数は大体1000前後で推移しています。

オリンピック開催にあたり、競技場など新たな建築物の建設を抑えることはあっても、セーヌ川をきれいにするために大きな額を投入するというのは悪いことではありません。

実際きれいになれば、フランスの財産にもなるでしょう。

しかし、まだまだ汚過ぎます。

なぜセーヌにこだわったのか。

セーヌ川で開催するなら、なぜもっと早く綺麗にできなかったのか、疑問は尽きません。

現状だと競技が行われるかどうかも微妙です。

競技が行われるにせよ、行われないにせよ、セーヌ川がきれいにになることを祈りたいと思います。

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