パリオリンピックが開催されています。
競技について、誤審が問題になっています。
オリンピックに限らず、スポーツの世界では、ビデオ判定が導入されるなど誤審を防ぐ取り組みも始まっています。
それでも、誤審が起こってしまう競技もあります。
日本(日本国)だけに限っても、疑わしい判定があった競技もあります。
パリオリンピックでは、プロテスト制度が導入されています。
プロになるためのテストということではなく、抗議という意味のプロテストです。
キリスト教のプロテスタントと同語源です。
競技によって異なるようですが、抗議のために申請と抗議料などが必要になります。
日本の場合、体操では、この制度により採点が修正されたケースもあります。
抗議料を徴収するのは、再判定にも労力がかかるということもありますが、安易な抗議を防ぐ意味が大きいようです。
しかし、オリンピックについては参加自体の予算が少なく、参加が危ぶまれる国がたまにあります。
このように経済的に豊かとは言えない国の場合、抗議料を惜しんで抗議をしないという事態も考えられます。
安易な抗議を認めないということは大切だと思いますが、何か違った方法も考えた方が良いのではないかと思います。
人間が行う判断なので、間違ってしまうことは仕方がないとしても、ビデオ判定など客観的な根拠に基づいて、公正な判断をしてもらいたいと思います。
こればっかりは、大会中の審判の良い判断に、金メダルをあげて防げるというものでもありません。