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水素燃料電池船が完成

大阪・関西万博の開催時期が近づき、お目見えするものが徐々に明らかになってきています。

当初、予定されていた空飛ぶクルマは、実機でお客さんを運ぶことはないことになりました。

デモ飛行は見られるようです。

安全性の面で、実用までは間に合わなかったと考えて良いと思います。

残念な感じはありますが、安全性に不安が残るのに、無理に運用する必要はないと思います。

代わりと言っては何ですが、岩谷産業が、水素燃料の船を完成させたことがわかりました。

こちらは、万博で実際にお客さんを乗せる予定です。

大阪市の中心部である中之島から、万博会場の夢洲まで、万博を訪れるお客さんを輸送する予定です。

定員は150人で、水素燃料を空気中の酸素と反応させて電気でモータを駆動させます。

二酸化炭素の排出量はゼロです。

水の電気分解の逆ですから、最終的には水が出るだけです。

水素燃料電池船の商用運航としては国内初になります。

船の名前は、素晴らしい場所、住みやすい場所、を意味する日本の古語である「まほろば」という名前です。

倭建命(ヤマトタケル)又はその父の景行天皇の歌とされる「やまとはくにの まほろば たたなづく 青がき 山ごもれる 大和しうるはし」にも出てくる「まほろば」です。

大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来のデザイン」です。

船名には、世界の未来が自然との共生により、真の「まほろば」になってほしいという願いがこめられているそうです。

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