アメリカ(U.S.A)の新聞、ワシントン・ポストがアメリカ大統領選の候補者の推薦を見送ると発表しました。
ワシントン・ポストはハリス候補を推薦する社説の準備を進めていたといいます。
これについて、オーナーのジェフ・ベゾス氏が待ったをかけたのではないかといわれています。
ジェフ・ベゾス氏は通販大手のアマゾンの創業者ですが、2013年にワシントン・ポストを買収しています。
トランプ氏は、前の大統領時代、自らに対するワシントン・ポストの報道を批判していました。
今回トランプ候補が当選する可能性がありますので、ベゾス氏がトランプ氏に忖度し、ハリス氏の推薦を取りやめた可能性もあります。
この側面だけが強調されて、報道の自由への危機が取りだたされていますが、それだけではない可能性もあります。
中立的な報道のためという可能性もありますが、ビジネスマンですので、そうではない可能性が高いです。
カルフォルニア州で約10万円(950ドル)までの万引きが重罪にはならないという話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
これは犯罪にならないということではなく、重犯罪になるか軽犯罪扱いとなるかの線引きラインが400ドルから引き上げられる法改正があったため、日本では犯罪にならないかのように受け取られているだけです。
ただ、重犯罪にならないので万引きが増えているというのも事実です。
これには、カリフォルニア州の財政事情なども関係していますが、このような法改正がなされる背景に、純粋な共産主義とも少し違う、左派系の有色人種の議員が、このような法改正で、活発に動いていたという経緯があるようです。
この記事で、有色人種とわざわざ書いたのは、このような人を差別する意図ではなく、圧力団体のようにまとまらなければ、アメリカ国内で、それだけ虐げられていることが多いので、そのような特徴を持つ人が特定の考えを持った集団として活動することがあるためです。
このようなタイプの議員が、アメリカの地方で徐々に力を増しているのです。
ハリス氏も有色系の左派議員ですので、資本主義の権化のようなベゾス氏は、共産主義的な発想を持つハリス氏を推し切れないと思っている可能性もあるのです。
つまり、ジェフ・ベゾフ氏が推薦を取りやめた理由として、トランプ氏の圧力やそれに忖度した可能性もありますし、ハリス氏を推し切れないという理由である可能性もあるのです。