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評決の氷結

アメリカ(U.S.A)の大統領選でドナルド・トランプ氏が、選出されました。

トランプ氏が再び、アメリカの大統領になることになります。

しかし、現在、トランプ氏には、前大統領当時と前回の大統領選に負けた際に、行った行為について、4つの刑事裁判が進んでいます。

トランプ氏は、大統領になったら、特別検察官を首にすると発言していました。

その中には、前回の大統領選の結果を覆そうとして行った様々な行為が含まれます。

前回大統領に落選したときに、トランプ氏が支持者にアメリカ連邦議会への集結を呼びかけ、その結果、トランプ支持者による連邦議会の襲撃という事件が起きたことで、支持者の中から、数百人の有罪になった人間を出しています。

トランプ氏、大統領になったため、これらの人達に、恩赦を与えるのではないかといわれています。

さらにトランプ氏は、現在進んでいる裁判だけでなく、刑事事件で有罪になっている事件が既に30件以上もあります。

これについても、自ら恩赦を与える可能性があります。

トランプ氏なら、やりかねません。

現職の大統領が、自らに恩赦を与えた例は過去ありません。

アメリカ政治史上、前代未聞ということになります。

しかし、アメリカ大統領が恩赦を与えることができるのは、連邦法違反の事件についてのみですので、ニューヨーク州で罪に問われた不倫の口止め料の虚偽記載については、自らに恩赦を与えることはできません。

結局、アメリカ国民は、有罪となって罪に問われている人間を大統領に選んでしまったことになります。

アメリカの分断と闇は深まっていくばかりです。

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