アメリカ(U.S.A)でトランプ政権が始動し始めました。

早速、独自の政策を実施するため、かなりの数の大統領令に署名しています。

トランプ大統領は、ウクライナの戦争については年内に終結させると述べています。

ロシア(ロシア連邦)のプーチン氏は、国際的な批判をかわすためか、トランプ氏が大統領のままだったら、ウクライナでの戦争は起きていなかったと述べています。

平和主義者というより、ビジネスライクにものを考えると、ウクライナでの戦争は、アメリカにとってあまりメリットがないということなのだと思います。

イスラエルとハマスの戦争は、ガザ地区での停戦合意に至っていますが、バイデン氏が、イスラエルへの供与を停止していた2000ポンド爆弾について、トランプ大統領は、供与停止措置を解除するようです。

トランプ氏のイスラエル贔屓が、かえって事態をこじらせてしまうかもしれません。

これを見ても、トランプ氏が、決して平和主義者ではないことがわかります。

WHO(世界保健機関)については、早速脱退を決めています。

当初は、新型コロナウィルスへの対応を巡って、自らの方針と異なることを強調していましたが、人口の多い中国(中華人民共和国)に比べ、アメリカの拠出金の負担額が大きいことを理由に挙げているようです。

そのため、中国と同等の水準まで負担額が減れば、WHOへの復帰も考えるとしています。

トランプ氏の考えは、コスト意識が高く、アメリカの財政や、経済が上向きそうにも思えますが、トランプ氏が経営していた企業は、決して儲かっているとは言えないものが多いようです。

関税障壁を設け、国内企業を優遇しようとしているようですが、政治的には国際的な求心力が低下しているアメリカですが、政治だけではなく、経済も失速させてしまう可能性があります。

投資を呼び込むことには成功しているようですが、保護主義的な政策により、アメリカ企業の競争力が低下する可能性が出てきています。

頼りのイーロン・マスク氏とは、早くも関係がぎくしゃくしてきているようです。