埼玉県の八潮市で、県道が陥没し、トラックが落下するという事故がありました。
その後穴が広がり救助が難航しています。
2次被害などの恐れもあるため、簡単に救助できないのはわかりますが、なかなか作業が進んでいません。
批判するということではなく、そうなるだろうなというのが正直な感想です。
ただ、今回は水道管の破損などが原因のようですが、地震や水害などでも同様の事故が起きそうな気がします。
全国で同じような事故が起きる可能性があるということです。
その時に、どのように人を救助したり復旧作業をするかということについて、今回の事故を教訓に、今のうちに対策を立てるべきではないかと思います。
特に、今回のような普段は考えにくい事故の場合、現場で作業する人は作業はできても、何をどの順番で行うかということを自分だけで決めることは難しいと思うのです。
その時、どのような状況の時に、どのような方法で救助を行うのかという判断をするための専門家のチームのような組織が必要ではないかと思います。
最近は、災害時の警察や消防の連携が強化されていますが、消防や警察の仕事としては業務範囲が広すぎるのではないかと思うのです。
一旦救助や復旧の手順が決まれば、現場で作業する人はそれに従って作業を進められます。
今回の事故現場でも、そのような方針が決まらないために救助が長引いているのではないかと思います。
大きな地震の際は、今回のような事故がいたるところで発生することも考えられます。
その対策のためにも、今のうちに救助や復旧をする方策を決めるためのノウハウを蓄えておいた方が良いと思います。
厄介なのは、事が起きない限り、そのような専門家チームを常設することは難しそうだということです。
それでも、いざ、事が起きた時に対応できる人間を今のうちにできるだけたくさん育成しておくことが必要だということは言えそうです。