岩手県の大船渡市で山火事が起こっているようです。
ロサンゼルスで消火に手間取った例もありますので、早期の鎮火を祈りたいと思います。
山火事ではないのですが、インドでは100年以上続いている火災があるのだそうです。
炭田の火災です。
インドの東部にあるジャルカンド州ダンバードのジャリア炭田は100年以上燃え続けています。
この炭田は、1890年代に民間業者によって採掘がはじまり、現在は国有化されています。
初めて火災が確認されたのは1916年だそうです。
先の大戦前からですので、石炭に火が付いたら消すことは難しいようです。
燃え続けているため、地下が火災により空洞化しています。
2017年には、地上に住んでいた親子が、地盤が崩れ、落下し亡くなっています。
これまで不活性ガスの注入による消火を試みましたが、上手くいかなかったようです。
日本でも地下の駐車場などで火災があった場合に、二酸化炭素で消化する装置が備えられている場合がありますが、それと同様の手段です。
消化することが難しいため、インド政府は、石炭をすべて採掘する手段を選んだようです。
二酸化炭素の削減が、世界中で注目されるテーマとなっていますが、これまで排出された二酸化炭素の量も、相当な量になるのではないかと思います。
燃料として使用せずに二酸化炭素に変わってしまうことを考えると、さらにもったない気がします。
海外で、良い消火手段を思いつく国があれば、インドを支援してあげた方が世界の国とっても良いのではないかと思います。