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近寄れない場所に近づく逃げ方

新潟県の柏崎・刈羽原発が再稼働しようとしています。

テロ対策の不十分さなどもあり、原子力規制委員会から運転禁止命令が出ていましたが、解除されています。

再稼働には、地元住民の同意が必要ですが、反対の声もあります。

避難計画にも疑問が出ています。

能登半島での地震の被害を考えれば、当然ともいえます。

道路へのダメージの大きさを考えれば、住民の避難や、施設への消火や安全のための作業の移動も困難であることが予測できます。

能登半島と同じ、半島部分に造られている原子力発電所があります。

愛媛県の伊方原原発です。

愛媛県の「佐田岬半島」にありますが、比較的半島の付け根側にあります。

能登半島よりも細長く、日本一細長い半島なのだそうです。

鹿児島県の南端に、「佐多岬」という場所がありますが、それとは別の場所です。

愛媛県の佐田岬半島は、豊後水道に向けて愛媛県から大分県に向けて伸びている半島です。

国道は、197号線、1つしかありません。

地震などの災害で、道路が能登半島のようにダメージを受けた場合、避難が相当困難になることが予想されるのです。

海外のSF映画やパニック映画では、ハイウェイで避難しようとして車が渋滞するシーンが出てくることがありますが、現実にそのような状況が生じても不思議ではありません。

自治体や国も、陸海空すべての手段を使っての避難を想定しているようですが、半島の先の方に住む人たちは、避難するために伊方原原発まで行き、その前を通らないと避難できないことになります。

このように、避難計画や経路に問題がある場所にも原子力発電所が造られています。

特に、南海トラフ地震の被害が出てもおかしくない地域ですので、東日本大震災の時に、ことごとく原発を停止させたにもかかわらず、再稼働させ、原子力発電所の補助的活用から、積極的活用へと方針転換した国の政策には疑問を感じざるを得ません。

昔の日本人が、観光名所にしようとは思わずに造った京都や奈良の神社仏閣は、現在外国人を含め多くの人が訪れる観光名所になっています。

現代の日本人が、原発の被害が大きくならないように人が多く住まない、つまり、より自然環境の良い所に造った原子力発電所は、今すぐ廃炉にしたとしても相当な期間は人が寄り付かない場所になるはずです。

この違いが何なのか、改めて考えてみるべきなのだと思います。

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