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アリはナシでも、カではないハエの仲間が大量発生

開催前は、いろいろと批判があった大阪・関西万博ですが、実際に始まってからは、来場者数も徐々に増えてきているようです。

大阪の子供さんの無料招待が学校で行われるという話もありましたが、辞退する学校が続出していました。

始まってからの込み具合を考えると、むしろ辞退してくれるところが出てちょうど良かったのではないかと思います。

明らかに受け入れ態勢が整っていなかったのではないかと思います。

せっかく招待されたのに待つだけでは子供もかわいそうです。

万博が開催されてからも問題は次々に生じています。

開催場所が海辺にあるため、ユスリカが大量発生しているのです。

ユスリカは、見た目は蚊に似ている茶色っぽい昆虫です。

蚊に似ていますが、人の血は吸いません。

分類上は、ハエの仲間です。

単なる害虫に感じますが、環境にとっては悪いことだけではありません。

まず、有害な化学物質などが水に混入していれば、そもそもユスリカ自体が成虫になれない可能性があるので、そこまで水が汚染されていないということになります。

水辺の養分をとって成長するため、水辺の富栄養化を防いでくれ、赤潮を防ぐのにも役立ちます。

その他、ユスリカ自体が魚のエサにもなるため、程度が程々なら、生態系にも必要な存在といってよいかもしれません。

ただ、大量発生の映像を見ましたが、今回は数が尋常ではないです。

確かに、あれだけ発生すると、害虫と言わざるを得ません。

なぜ、あれだけ大量派生するかといえば、水が循環しないからです。

展示じゃないのに学べてしまえるのも万博の良いところかもしれません。

当面は、光に集まる性質があるので、川辺などに設置されている捕獲器を設置するなどの対策が考えられます。

一時心配された、ヒアリの被害は聞かなくなったので、そちらの対策はうまくいっているのではないかと思います。

ただ、油断は禁物で、来場者が全国に広げないことが大切ですので、これから万博を原因とするヒアリが、各地で発見されることがないことを祈りたいと思います。

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