政府が備蓄米を放出し始めていますが、なかなか買えません。
ネットでの販売も、アクセスが集中し、うまく接続できない状態が続いたものの、申し込みまではなんとかできましたが、結局買えませんでした。
実店舗での販売で、やっと買うことができたので感想を書きたいと思います。
私が買った備蓄米については、普通に食べられます。
嫌な臭いも、嫌な味もしませんでした。
美味しいかといわれれば、炊いたときに新米のように香りは強くありませんので、美味しいという程ではありませんが、まずくもありません。
むしろ、直近で食べていたお米は作柄が良くなかったのか、粒が小さめでした。
買った備蓄米は、穫れた年の作柄が良かったのか、コメの粒が大きめでふっくらとした感じです。
保管期間が長いため、乾燥が進んでいるので、炊くときに水に30分ほどつけてから炊いた方が良いと聞いていたので、炊き方もよかったのかもしれません。
備蓄米については、買うという人と買わないという人に分かれているようです。
家畜のエサだから安くて当たり前という人がいますが、備蓄米は非常時に人間が食べることを想定しているお米で、決して家畜のエサのために備蓄されているわけではありません。
「非常時」がやってこなかったために、出番がなかったお米が、廃棄はされないものの、保管期間が長いため、人間が食べるお米としては通常時には流通性を持たないため、家畜のエサとして売却されて来たのです。
家畜のエサとして売却されてきたことは事実ですが、子ども食堂やフードバンク、学校給食などにも一部無償交付されてきました。
そのため、今回実際に食べても、普通に食べられるお米であることがわかりました。
言い方を換えると、決してその年穫れた最高級のお米ではないけれども、いざという時は、人間が食べられるものを農家が出してくれていたということでもあります。
農林水産省も、決して家畜のエサではなく、人間が食べるお米としての品質は確保してきたということです。
ただ、備蓄米を買わないという人を否定するつもりもありません。
経済的に余裕のある人は、銘柄米を買って食べればよいと思います。