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用心棒の行動には口をつぐむ

イスラエル(イスラエル国)がイラン(イラン・イスラム共和国)を攻撃し、それに便乗する形でアメリカ(U.S.A)が、イランの核開発関連施設を空爆しました。

それに対して、イランはカタール(カタール国)などにあるアメリカ軍の基地を事前通告後に攻撃しています。

過度にアメリカを刺激しないように配慮するとともに、国民に対しては報復の姿勢を見せざるを得ないからです。

アメリカは、バンカー・バスターによる攻撃により、イランの核開発施設は消失したと発表していますが、放射性物質の被害などがあまり報告されていないことなどから、施設自体は、すぐには使い物にならなくなっているかもしれませんが、濃縮ウランなどは別の場所で保管されている可能性もあります。

今回のアメリカの攻撃については、ロシア(ロシア連邦)のプーチン大統領は、暴挙であるという趣旨の非難はしているものの、具体的な攻撃への批判は避けています。

ウクライナとの戦争を含めて、アメリカとの交渉ルートを失いたくないのだと思います。

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正恩総書記は、国際法違反であるとアメリカを非難しています。

確かに、今回アメリカは、イランがアメリカを攻撃する姿勢を見せていないのに、宣戦布告がないまま先制攻撃しており、予防攻撃として国際法に違反している可能性が高いです。

ただし、日本政府は、アメリカを支持しないわけにはいきませんので、国際法違反であるという言い方をすることはないでしょう。

日本政府としては、イランは核武装すべきではないと述べるに留まっています。

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