警察庁が、警察でのオンライン行政手続きを増やす方針を固めました。
現在警察での手続きのうち、道路使用許可手続きの一部など24の手続きでオンライン手続きが実現していますが、これを他の手続きにも拡大し、560に増やす予定です。
警察での行政手続きのうち、オンライン化が必要なものはすべて出そろうことになりそうです。
これまでオンライン化されていなかった道路使用許可の残りの手続きや、軽自動車の保管場所の届け出など、様々な手続きで利用できるようになります。
今年の12月から運用が始まる予定です。
オンライン手続きは、政府のポータルサイト「e-Gov」(イーガブ)を通じて利用することになります。
一部、現在都道府県警で独自で運用されているものについて、その電子申請のシステムの利用が継続されるものもあります。
システムメンテナンスなどを除いて時間を問わず申請できることになります。
現在行われている一部の手続きについてのオンラインシステムを見ての感想としては、ページに申請手続きの項目やさまざまなフォームのリンクが列挙されていますが、説明を読んだだけでは項目同士の違いや関係、申請の種類の違いや関係などが、直ぐには、わからない部分があると思います。
文字情報の列記が中心で、申請や手続きの違いや関係などがわかりにくいため、もっと視覚的に説明されていると、わかりやすくなるのではないかと思います。
警察への問い合わせも、仕事の事務処理の1つとなる思いますので、図や表などを用いて、視覚的にわかりやすく解説されるようになれば、仕事の負担も、これまで以上に減るのではないかと思います。
PCが苦手という人もいると思いますが、そういう方のために、従来どおり警察署での窓口申請も併存する予定です。
申請がオンライン化されるだけでなく、その結果の活用にも期待したいところです。
現在利用されている通信手段である車載通信系、署活系、携帯通信系や、民間の携帯電話回線を利用した高度警察情報通信基盤システム(PⅢ)などでこれらの情報が利用できるようになれば、さらに業務効率が上がるのではないかと思います。