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ミルクからおにぎりへ

コンビニエンス・ストア大手のローソンが、店内に厨房のある全国の店舗で、災害時におにぎりを作って販売できる体制にしていくことを発表しました。

日本では、地震などの他に、大雨、大雪などの自然災害が続いています。

過去には、大雪で自動車が道路に孤立した際に、食料を配送中のトラックが、周辺の車に提供し、災害に巻き込まれた人の役に立ったという例もあります。

ローソンの商品の中には、現在「まちかど厨房」という形式で、店内で加工、調理する方法で商品を展開しているものがあります。

これを、災害時のおにぎり販売に活かすことにしたわけです。

地震などの大きな災害時に、店舗が運営できるかどうかは微妙ですが、そこまでの災害でなければ、社会インフラとして機能しそうです。

他のコンビニ大手でも、災害時におにぎりなどの商品を工場から優先的に供給をする体制を整えているところもあります。

海外では、災害時に、店舗などで略奪が起きることもあります。

日本では、災害時でも支給されるものに列を作て並んだり、商品を抱える側も善意で提供することがあるなど、このあたりの民度は高いといってよいと思います。

おにぎりなら、現在も商品としても売っているわけですが、災害時に配送ができなくなる場合も想定してのことだと思います。

ただし、このような災害時を想定しているので、海苔や具材は無しのお米だけのおにぎりを、今のところは検討しているようです。

ローソンは、もともとアメリカ(U.S.A)の牛乳屋さんでした。

ローソンのマークの中央は、ミルク缶です。

ミルクを毎日売っていたように、日本では、災害時に、おにぎりを売ってくれるのだと思います。

全国の厨房ありのローソン店舗で、今年度中に提供できる体制の整備を目指すようです。

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