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魑魅魍魎

最近、フランス(フランス共和国)のサルコジ元大統領が、有罪判決を受けたことを書きました。

リビア(当時、大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国、現:リビア共和国)のカダフィ政権下で、リビアと不正な計画をしていた容疑です。

これについては、サルコジ元大統領が、単に不正を行っていた可能性もあります。

ただ、現在フランスでは、マクロン政権下で、デモが行われていることも含め、ウクライナとロシア(ロシア共和国)の戦争で、ヨーロッパの中心メンバーとして、ロシアに対する制裁を主導していることに対するロシアの切り崩し工作の影響がある可能性もあります。

何でも、陰謀論に結び付けることには、決して賛成ではないのですが、実際にバルト海での海底ケーブルの切断や、ヨーロッパ諸国で一部の爆発や火災にロシアがかかわっているのではないかという疑いが出ています。

核による威嚇だけでなく、どこが仕掛けているかわからないような破壊工作が、ロシアによって行われている可能性があるのです。

それだけでなく、フランスは、現在イスラエル(イスラエル国)によるガザ地区への攻撃で、パレスチナ人が多数死傷していることを非難し、真っ先にパレスチナ国家の正式承認を表明しています。

これに対し、イスラエルの同盟国であるアメリカ(U.S.A)が、フランスへの圧力を強めている可能性もあるのです。

単なるフランス国内の政情不安や政治家の不祥事ということも考えられますが、このような、現在のフランスの立場を考えると、ロシアだけでなく、アメリカやイスラエルからも切り崩しが行われている可能性も否定できないのです。

他国の1人の元政治家の過去の行動についての正確な情報を得ることは難しいですが、単に離れた国の出来事として傍観するだけでなく、事の真偽を見極め、どこの国の自由であっても侵害されることがないように注視していかなければなりません。

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