今年の新語・流行語大賞に、高市首相が、自由民主党総裁に選ばれた際に発言した「働いて働いて働いて働いてまいります」が選ばれました。
10月の発言ですから、流行語というよりは、世の中に与えたインパクトで選ばれたように思えます。
高市首相は、受賞にあたり、「国家国民の皆さまのために貢献したい、そんな思いがございました。決して多くの国民の皆さまに、働きすぎを奨励するような意図はございません。また、長時間労働を美徳とするような意図もございませんので、そこはどうか誤解のなきようにお願いします」と述べています。
率直な気持ちなのだと思います。
ただ、育児休暇の取得者を増やそうとした時や残業を減らそうとした時もそうですが、まず、上の人間がロールモデルにならなければ、その他の人間も働かざるを得なくなるとも言えます。
慎重になってあたり障りがないことしか言わないより、その人の考え方がわかって良いとも言えます。
ただ、その率直さから、現在中国(中華人民共和国)との関係が悪化してしまったという事実もあるので、自身の発言の影響も考えに入れてほしいと思います。
中国は、台湾を独立国とは認めず、自国の一部であるため、内政問題に口を出すなという考えです。
だとすると、日本の国防に対する発言に、これだけ過剰反応するのも似たようなものだと思います。
中国は国連などにも自国の主張を述べていますが、日本が不利になるというより、中国の発言に、海外の国も引き気味であるように思えます。
あれだけ軍事力を近隣諸国に展開している中国に、軍国主義化と言われても、日本ヤバイなと思う国は、あまりないのではないかと思います。

