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アイヌイット

アメリカ大陸にたどり着いた最初の現生人類が、北海道・サハリン・千島列島地域が起源だとする新仮説を、日米の研究チームが発表したという記事を読みました。

これまでは、シベリアからアラスカにかけてのベリンジア地域が起源という説が有力でした。

ゲノム研究により、アメリカ大陸に現生人類がたどり着いたのは、約2万年前以降とされていますが、どこから来たのかはわかっていません。

日米の研究チームは、狩猟などで使われた尖頭器と呼ばれる石器の特徴に注目し、このような特徴を持つ石器は、北海道・サハリン・千島列島地域では、約2万年前のものが見つかっていて、ベリンジア地域で、同様の石器が見つかったのは約1万4千年ほど前の物が一番古いことから、今回の仮説を立てたのです。

北海道・サハリン・千島列島地域から、人が道具とともに移動したと考えたようです。

北極に近い地域に住むイヌイットやエスキモーと呼ばれる人たちも、日本人と同じモンゴロイドに属します。

可能性はあると思います。

更に、南米のペルー(ペルー共和国)には、自分たちの先祖は日本から来たという言い伝えがあるそうです。

最近になって出てきた都市伝説的なものではなく、案外昔から言い伝えられて来たのかもしれません。

尖頭器などの道具は、道具だけで伝わる可能性もあるので、共通した特徴があるというだけでは根拠として弱い気もします。

ベリンジア地域は、昔から寒さが厳しかったと思いますので、ベリンジア地域からアメリカ大陸に進出し、その後寒さが和らいできて北に定住したということも考えられます。

いずれにしても、今後の研究に期待したいと思います。

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