平尾昌晃さんの息子さんと奥さんが相続でもめています。
著作権料の受取や会社の代表権など相続財産を巡って争いに発展しています。
それぞれがマスコミを通じて情報を得ている状態だと思いますので真相はこれから双方の言い分が明らかになってから食い違う点についてどれだけ説得的な説明をできるかにかかってくると思います。
この騒動で誤解が生じそうなのは、自分の家は財産がそれほどないから相続について考えておく必要がないのではないかという考えです。
確かに相続財産が多額だとそれがほしいと思う相続人は出てくる可能性が高いですが、今回相続人となる方を見ていただきたいのですが、お金に困っていそうな人は見当たりません。
それでも争いが生じています。
財産がそれほど多額ではなくても相続人の中にお金が必要な人がいれば数百万数、数十万単位の財産でも争いが生じることはあるのです。
もっと言えば財産ではなく元々相続人間で仲が悪いと相手の思い通りにことが運ぶこと自体に異を唱えたいということすらありうるのです。
自分が残した財産で家族が揉めるというのは、死んだ後であっても望まないという人は多いのではないでしょうか。
財産関係だけでなく祭祀の承継や残された家族への思いなど遺言書に書いておけば争いに発展しないというケースはたくさんあると思います。
平尾さんのご家族も元々相続で争うタイプの人達ではないような気がしてなりません。
生きている人の時間を無駄にしないためにも遺言書の作成をおすすめいたします。