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不法滞在の小道具も変化

通常、外国人の在留資格の期限が切れると日本から出国しなければなりません。

中には不法滞在のまま日本に残ろうとする人がいます。

その際、偽造した在留カードを買って日本で生活を続ける人が増えています。

偽造在留カードを所持する外国人はこれまで中国籍の人が多かったのですが、現在はベトナム国籍の外国人が多くなっています。

以前は偽造した在留カードも写真を貼っただけのようなものも多かったようですが、現在はホログラム入りの精巧な在留カードも増えています。

ただし、在留カードについて言えば見た目をどんなに本物に近づけても法務省のホームページで在留カードの失効確認ができるようになっていますので番号を確認すれば有効でないことはすぐに分かってしまいます。

偽造在留カードで滞在していても警察沙汰にできないと足元を見られて犯罪に巻き込まれたりすることも多いですのでやめておいた方が良いでしょう。

正式な手続きをとろうにもお金の問題があったり、一旦出国すると再入国しにくい事情のある人が不法滞在となっていくのだと思いますが、日本では日本人であってもどこで生活しているのか補足されやすいので外国人の場合はなお潜伏するのは難しいです。

そうはいっても昨年末の時点で入国後に行方がわからなくなっている外国人は6万人を超えます。

普段こうしたことと無関係に生活している人は外国人のモラルの問題と考えがちですが、生活が立ち行かなくなり不法滞在となる人もいるため、その原因が日本人側にある場合があることも認識しておいた方が良いと思います。

新しい在留資格ができて不法滞在となる外国人が減るのか、または外国人自体が増えて隠れやすくなり増えるのかは新制度が運用されてみないとわかりません。

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