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個人情報利用停止権の重要性

個人情報保護法が来年用改正される予定です。

個人情報のビックデータとしての利用や本人認証技術の発達により個人を特定する情報が増えています。

今まで以上に自己情報をコントロールする権利に重要性が増しています。
これまでも個人情報の削除などを要求することは可能でしたが、不正取得や目的外利用に対する措置だけでなく本人の意志で利用停止を求めることを可能にするというのが主な改正目的です。

とても重要な改正だと思います。

個人情報の中身も不正利用されては困りますが、これだけ生体認証技術が発達してくると生体情報つまり指紋、目の虹彩や静脈などの情報が不正利用されてはそれらの技術を用いて管理される個人情報も保護されなくなってしまうからです。

ちなみに今挙げた生体情報は既に個人情報であることになっています。

ただしこれら個人情報が不正利用されていてもなかなか気づきにくいです。

かと言って証拠を突きつけて削除を求めるというのも難しい場合があります。

そんな場合にこの企業は怪しいとなれば利用しないでくださいと言える権利は必要だと思うのです。

企業自体は通常業務以外で普段特定の個人の情報を確認しようという気持ちはあまりないのではないかと思います。

人の数が多すぎてわざわざ確認する必要性も感じないはずだからです。

ただし、ある特定の人に関する情報を集めたいとなった場合は不正利用される可能性は大いにあります。

違法承知で利用するなどということはこれまでも行われてきたのではないかと思います。

そういうことに加担した人間ばかりが出世していないことを祈りつつ法改正に期待したいと思います。

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