核家族化が進んでいるという状態から更に独居老人となるケースも増えています。
独身者の増加からお一人様という言葉が使われ始めて聞き慣れた感がありますがシニア世代にもお一人様という言葉が使われ始めました。
神奈川県の大和市役所にはおひとりさま支援係という担当部署があるそうです。
生活支援やいわゆる終活のお手伝いをしてくれます。
生前の財産整理の必要性などは言うまでもありませんがサービス内容を見ると切実な現状が見えてきます。
緊急連絡先や死亡の事実、祭祀に関する情報なども希望により知人に提供してもらえるそうです。
登録するといわゆる終活情報を役所が預かってくれるのです。
この辺は役所に強みがあります。
なぜななら民間企業の場合本人が亡くなった時に会社が存続しているかどうかがわからないからです。
役所の遺言相談などはよく聞きますが葬儀社との生前契約なども紹介してくれるようです。
完全なお一人様の場合自分がなくなってしまっては葬儀をしてくれる人もいません。
生きているうちに自分で契約しておくということが必要になってきているのです。
単身者だけでなく既婚者も例外ではありません。
高齢化が進み既婚者でもパートナーのどちらかが先に亡くなることがほとんどです。
パートナーを失い独居老人になることもめずらしくはありません。
普段の買い物から就活まで行政のサポートや民間の事業者の連携したサポートが必要になるシニア層の数が一気に増えてくると思います。
今回ご紹介したサービスも他の役所に広がっていくような気がします。