日本の郵便は早く正確に届くので有名です。
早く確実に届くからこそ、早く配達したことにしたかったという理由で郵便物を溜め込んで隠していたケースなどがニュースとして取り上げられるわけです。
外国と一纏めにしてはいけませんが、外国では郵便物がなくなるケースがよくあるようです。
私も友人が海外にいた時に年賀はがきを封筒に入れて海外に送った経験があります。
もちろん日本の年賀はがきも適正な料金を支払ったものであればそのまま届きます。
日本的なものだと珍しがられ、途中で失くなることがあると聞いていたためあえて封筒に入れたのです。
それだけ優秀な日本の郵便制度ですが、もちろん毎日の配達業務に支えられています。
この郵便配達を土曜日は実施しないという法改正が進んでいます。
郵便法の改正です。
主な理由は郵便配達員の負担軽減だそうです。
既に年賀状の配達日などは減っていますが通常業務からも労働日数を減らしたいということだと思います。
ただこれは配達員の負担軽減と言うだけでなく労働者の労働時間の短縮に案外効果があるのではないかと思っています。
郵便物を中心に仕事をしているわけではありませんが、仕事を早く進めるため残業したり、休日出勤をして郵送物を作成したことがあるという経験をした人は多いのではないでしょうか。
郵便物の配達がないとわかっていれば、潔く月曜日にまわそうと考える人も出てくると思うのです。
そのため残業時間などを口頭で管理するよりも、郵便配達の日にちを削った方が郵便物の発送に係る業務やその人に渡す郵便物を作成している人の労働時間も減らしやすいのではないかと思います。
すべての仕事が滞った結果、残業が増えたというクレームについて当職は関知いたしませんので念の為。