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偏見による差別

アメリカ(U.S.A)でアジア系住民に対する差別が増えています。

単なる差別的な発言だけでなく暴行を受けるなど身体に対する危険も増しています。

実際に住んでいる人の話でも身の危険を感じるほどなのだそうです。

領事館からもなるべく顔がわからないようにして身の安全を守るよう指示が出ているそうです。

日本でブログに書いてもあまり意味がないかもしれませんが、アジア系住民といったくくりとしてもあまり根拠がないようなことを理由に加害行為を行うことはやめましょう。

文字どおり「偏見」でしかありません。

アジア系というより中国人と他の国の人間の区別がついていないだけかもしれませんが、中国人に対してなら問題ないということでもありませんし、もともとアジア系に対する差別というのも存在しています。

記憶に新しいところではダルビッシュ有投手が相手チームの選手から指を使って目を細めるようなヘイト行為を受けたことがありましたが、あの行為に加えて中国語のマネをされるというのがよくある嫌がらせとしてあります。

日系人や留学生で経験した人も多いと思います。

白人優越主義が存在していることに加え、コロナの流行により多数の犠牲者が出てしまったアメリカで、コロナ流行の原因になったのではないかと思われている中国人に対する反感が生まれることは不思議ではありません。

ただ今回根深いと思うのは普段差別される側に回っていたアメリカ人の中からも加害行為に回る人間が出てきていることです。

アジア人の風貌というだけで見ず知らずの人にまで加害行為に出るというのはあってはならないことです。

大統領選挙で国民の分断ということが言われましたが、他人種国家でありながら多様性を認めないような変化が生じてきていることは、自由・平等で黒人への差別を克服しようとしてきたことへ副作用のようにも思えてしまいます。

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