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適材適所

フードロスを無くそうという動きが広がっています。

閉店間際に売れ残りを希望者に配ったり、余剰在庫を子ども食堂に提供したりという動きです。

食品以外にも、廃棄処分するものを無くそうという動きが出ています。

廃材バンクもその1つです。

家を建てる時に余った木材を、SNSなどを通じ、希望者に提供する仕組みです。

現在特に建築資材が不足していて、高騰しているだけに、建材不足の解消にも役立つのではないかと思います。

ちょっとした修理などなら廃材でも十分賄えると思います。

現在、円安で海外から建材を輸入するのも割高になっています。

これまでは輸入建材の値段が安かったため、国内で植林された木も木材として利用させる機会が極端に減っていました。

切り倒して、運び、製材するための日本人の人件費などのコストを考えると輸入建材にはとても勝てないからです。

しかし、ここへ来て円安や建材不足で、輸入建材の優位性もこれまでほどでななくなっています。

国内で植林された木を使うことは、林業をはじめ、物創りにも活気を与えそうです。

木は鉄筋やコンクリートほどの強度はないとしても、建て直しや作り直す必要があるというのも、経済のサイクルにとっては合理的なのだと、コロナ下では改めて見直すべきところがあります。

全てを半永久に使えるものにする必要はないわけです。

木以外の材料を使うか、廃材を使うか、新しい木材を使うのかは、文字通り、適材適所ということなのだと思います。

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