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判例にひそむお化け

裁判所のウェブサイト上に掲載されている判例に、実際の判決や決定の記載とは異なる誤記が、2568件あったことが明らかになりました。

最高裁判所が公表したものです。

2021年に、報道機関からの指摘を受けて調査を始めたようです。

古いものに間違いが多く、最近の判例では誤表記が少ないそうです。

原因は、電子データ化する際に、印刷物をスキャンしますが、スキャンの精度や画像データを文字化(OCR)する技術が低かったために起こる文字化けが主な原因のようです。
 
誤解がないように確認しておくと、判決文などの間違いではなく、判決原文と異なる表記が、ウェブサイト上の判例で誤って記載されてしまっているというものです。

判決文自体に、誤った表記(誤字脱字)がなされてしまうこともあります。

このような場合、判例集にも、誤った表記で記載されるのが通常です。

判例集などで、判決文の途中に「(ママ)」といった表記が出てきたら、「原文のまま」ということです。

本来の文字とは異なり、誤った表記だけれども、誤植ではなく、原文が間違っているから「そのまま」掲載しましたという意味です。

決してその後「パパ」が出てくるわけではありません。

技術が進歩すると、進歩したなりの誤りが生じてしまうことがあります。

私のこのブログの記事で誤変換してしまうことがあります。

気づくたびに修正するようにしていますが、まだ直っていないものもあるかもしれません。

そんな場合は、ご用車(容赦)ください。

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