令和元年ならではの変わったトラブルがありました。
広島市で市内の乳幼児に高齢者が利用する高齢者の公共交通機関助成申請書を誤送付してしまったのです。
原因はコンピュータの元号設定ミスです。
この助成制度は70歳以上の高齢者を対象としてバスやタクシーなど交通機関の利用料金を部分的に公費で補助するものです。
この高齢者を抽出する際に令和元年生まれの人が西暦0年生まれと認識されてしまい2019歳として抽出されてしまいました。
生まれながらに2019歳ですのでデーモン小暮閣下もびっくりです。
令和元年に生まれて浦島太郎になってしまいました。
送付書が届いた家の人からの指摘で誤りがわかったそうです。
これまでも改元に伴うトラブルはいくつかありました。
システム上の表記のトラブルが多かったようです。
平成の時点で令和表示された書類を交付してしまったというケースが多かったようです。
実害がありそうなトラブルとしては甲賀市で水道使用量の検針票の表記のトラブルを修正する際に誤って1655件のデータを消失させてしまったというトラブルがありました。
これも元を辿ればシステム改修に伴うトラブルですので書類の元号を改元後にきちんと表示させるのにもかなり慎重なシステム変更が必要なことがわかります。
元号が変わる前は西暦が2000年になることでシステムトラブルが生じると言われていました。
実際に起ったようですが今回よりは少なかったように思います。
どのようなトラブルが起きるか事前に予測されていたからというのもあるかもしれません。
今回も誤って元号表示されてはいけないということはわかっていたはずですが平成を令和に置き換えるだけというのがかって油断を生じさせたのかもしれません。