コロナにより外国人の出入国が減っています。

入管の問題も減るような気もしますが新たな問題が出て生きています。

これまで不法滞在や犯罪を犯すなどして強制送還される人がいました。

強制送還の場合すぐに強制送還されるならまだ良いですが、入管施設に収容されると収容期限があるわけでもなく無期限で収容されるということが起きていました。

事実上不定期刑が執行されているような状態です。

法律上は日本側の裁量によるということにはなっているのですが人道上はとても問題があります。

人権問題としても取り上げられ再三批判を受けているのですが法的な問題になりにくい以上改善されることがあまりありませんでした。

ところがコロナ問題が発生したことで入国管理庁はどうも仮放免の措置を取り始めたようなのです。

どういうことかというと入管施設に収容されている外国人がたくさんいるため収容施設が密になって感染が拡大すると日本人にも問題が出てくるし、かと言って強制送還ばかりするのも現在の出入国管理の状態から避けたい。

そこで定期的な出頭や行動範囲に制限を設けて外へ出す仮放免の措置を取り始めたのです。

ところがきちんと出頭してくる外国人ばかりではありません。

逃げる人間もいるわけです。

合法的に滞在できないうえに犯罪者といってもおかしくない人間が国内で逃げ回っていることになるのです。

とても危険な状態に思えてなりません。

入管施設に収容されている外国人が7月3日の時点で去年の年末の半分の数に減っているということをお知らせしておきます。

500人以上の問題のある外国人が施設の外へ出てしまっています。

ただしルールを守って定期的に出頭している人間もいるので不安を煽るつもりはないのですが、コロナとは異なる危険も出てきているということをご理解ください。