外国人の在留資格の有効性を確認するための有効な一つの手段が在留カードによる確認です。
このブログでも何度か書いていますがこの在留カードが偽造カードか本物かわかりにくくなっています。
以前はウェブサイト上から失効しているかどうか確認すればあまり不都合はありませんでした。
最近は失効確認できなくても偽造カードということがありえます。
見た目ではほとんど区別できません。
偽造工場などが摘発されていますが、カードのホログラムなど見た目はほとんど本物と区別できない精度のものができてしまっているのです。
今回この在留カードの偽造をチェックできるアプリが無料で配布されるというニュースが入ってきました。
人材サービスのウィルグループが開発したアプリです。
労務管理クラウドサービスの「ビザマネ」の一機能としてアプリ部分は無料で提供されるそうです。
仕組みはNFC対応のスマホを在留カードにかざすとカード内のICチップの情報が読み取れるようになるアプリです。
要するにICチップ内の情報とカードに表示されている記載内容から偽造されたものかどうかを判別するということです。
かなり有効な方法だとは思いますがそのうち有効な在留カード等番号を含めた情報が記録され記載面にも同じ情報が表示される偽造カードが出てくるような気もします。
企業が利用するサービスの一環としてこのようなアプリが開発されているということ自体不法就労とわかっていて使う気はないが騙されてしまうケースが有るということを物語っています。